理学療法士から見た、ピラティスって何がいいの?

最近「ピラティス」という言葉をよく耳にしますよね。
でも、こんな疑問を持つ人も多いと思います。

  • ヨガと何が違うの?

  • 体が硬い人でもできるの?

  • そもそも、ピラティスの効果って?

今回は理学療法士の視点から、ピラティスの魅力をわかりやすくお伝えします。


① インナーマッスルを鍛えやすい

ピラティスでは「伸びる動き(エロンゲーション)」を大切にします。
これはリハビリでいう「抗重力伸展反応(=重力に対して体を起こす働き)」に近いものです。

この動きで特に働きやすいのが インナーマッスル

  • アウターマッスル → 大きな力は出せるが持久力がない

  • インナーマッスル → 力は小さいが持久力があり、関節を安定させる

関節の近くにあるインナーマッスルを鍛えることで、安定した動きができるようになります。


② 胸椎・胸郭を動かす習慣がつく

背中(胸椎)は肋骨がついているため、もともと動きにくい場所です。
逆に、首や腰は動きやすい構造なので、負担が集中して痛めやすくなります。

👉 実際に、腰痛やヘルニア、頸椎症などの多くは首や腰に起こります。

ピラティスでは 胸椎・胸郭を意識的に動かす運動が多いため、
首や腰への負担を減らし、予防にもつながります。


③ 体が硬い人にもおすすめ

「私は体が硬いから無理…」と思う方もいるかもしれませんが、むしろ逆!
体が硬い人ほどケガを防ぐために、ピラティスでしなやかな動きを身につけることがおすすめです。


まとめ

  • インナーマッスルが鍛えられる

  • 胸椎・胸郭を動かして首や腰の負担を減らせる

  • 体が硬い人でも安心して始められる

ピラティスはリハビリの考え方ともつながる、とても理にかなった運動です。
ぜひ「自分の体を知る習慣」として取り入れてみてください。

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