運動ってホントは何にいいの?意外と知らないメリットまとめ
「運動が体にいいのは分かってるけど、具体的に何に効くの?」
そう思っている人、意外と多いんじゃないでしょうか。
たしかに、肥満防止とか心肺機能アップ、筋力や血流の改善は有名でイメージしやすいですよね。
でも実は、それだけじゃないんです。メンタル面、慢性的な痛み、免疫力などにも、運動はかなり良い効果をもたらすことが研究で分かっています。
ここでは、文献で示されている運動のメリットをわかりやすく紹介します。
1. 健康寿命を延ばす
中高年を対象にした研究では、「インターバル速歩トレーニング」が老化による体力低下や生活習慣病の進行を抑えて、健康寿命を延ばす可能性があると報告されています(J-STAGE)
また、「ロコモ」や「フレイル」(運動機能や心身の活力の低下)を防ぐためにも、運動習慣は欠かせません。
要介護状態を減らし、自立して暮らせる期間が長くなることも経済産業省の報告で示されています。 経済産業省+1
詳しく知りたい方は👇
【保存版】厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動指針2023」をざっくり解説! – カラダノート
2. 生活習慣病を予防・改善する
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」によると、筋トレを含む定期的な運動を行うと、糖尿病・心血管疾患・がんなどのリスク、さらに死亡リスクが10~17%低下することがメタ解析で確認されています。厚生労働省
生活習慣病の予防がそのまま健康寿命につながる、という調査も複数(J-STAGE、経済産業省)で報告されています。J-STAGE+2経済産業省+2
3. 精神面と自己肯定感をアップ
運動にはストレスを減らす、抑うつ症状を和らげるなど、メンタルに良い効果があることが多くの研究で指摘されています。
定期的に運動している人は、気分が落ち込みにくく、前向きになりやすいんです。
さらに、運動を通して達成感を得たり、自信や自己効力感を高めたりする効果も報告されています。
「職場におけるライフパフォーマンスの向上を目指す 目的を持った運動・スポーツ」研究(文部科学省/関連機関)
この研究は、運動介入プログラムを通じて、参加者の精神的健康度や日常の自信・満足感にも改善が見られたというものです。運動を行ったことで「できるようになった」「体が変わった」だけでなく、気持ちの面で前向きな変化を感じる人が多かったという報告があります。文部科学省
4. 仕事のパフォーマンスを上げる
運動は集中力やストレス耐性を高め、仕事への意欲やクリエイティビティを後押ししてくれることが研究で示されています。
「疲れにくくなった」「アイデアが出やすくなった」という声も多く、仕事の質を上げる手助けになります。
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働く人が職場で活動的に過ごすためのポイント(厚生労働省)
日本の職場59人を対象に、昼休みに週3回の運動指導をした研究。4か月間の介入後、仕事の満足度や対人ストレス、活力などが改善したという結果が出ています。運動がただ体に良いだけでなく、仕事へのモチベーションやストレス耐性にも良い影響を与えることが示されています。厚生労働省 -
運動仕事量と認知機能の増加や持続性の関係について解明(立命館大学ほか)
運動量・強度を変えて実験を行ったところ、運動後に状況判断能力など認知機能(実行機能)が向上し、その向上がある程度長く持続するということが確認されました。認知機能の向上は仕事でのパフォーマンスに直結する要素なので、「運動 → 頭が冴える → 仕事がうまくいく」可能性を裏付けています。立命館大学
5. 慢性痛をやわらげる
腰痛や関節痛などの慢性的な痛みに悩む人にとっても、適度な運動は効果的です。
ストレッチや軽い筋トレを続けることで、痛みの強さや頻度を減らし、機能を改善できることが分かっています(横浜市公式ウェブサイト)。
6. 免疫力を高める
有酸素運動や定期的な運動習慣は、炎症マーカー(例:C反応性蛋白)の低下や感染症への抵抗力アップと関連しているという報告があります(厚生労働省文部科学省)。
風邪をひきにくくなる、回復が早くなる…といった免疫面でのメリットも期待できます。
7. 年齢や体力を問わず効果がある
運動は若い人だけの特権ではありません。
高齢者や体力に自信のない人でも、ウォーキングや軽い筋トレなどを取り入れることで、筋力や骨密度の維持、転倒予防などの効果があり、日常生活がグッと楽になることが報告されています(横浜市公式ウェブサイト+2厚生労働省+2)。
✨ まとめ
運動の効果は、体の表面的な変化だけじゃなく、心・免疫・生活の質まで幅広くカバーしています。
「ちょっと歩くだけ」「軽くストレッチをするだけ」でも、未来の自分にとって大きな投資になりますよ。

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