🧠 今回ご紹介する研究
筋膜介入(Fascial Manipulation)が自律神経と睡眠に及ぼす影響
▶︎ 第28回日本基礎理学療法学会学術大会(2023年12月2–3日)
発表者:中村雄一氏(TRIGGERスクール)webview.isho.jp+10trigger-school.com+10lnc.trigger-physio.com+10
💡 研究からわかった3つのポイント
① 交感神経の活動が低下
Fascial Manipulation(FM)という筋膜への手技介入を行った結果、交感神経の活動レベルが有意に減少したとのこと。
心拍変動を通じた測定で、自律神経のバランスが整ったことが確認されましたwebview.isho.jp+9trigger-school.com+9trigger-school.com+9。
② 睡眠の質が改善
介入後、アテネ不眠尺度(AIS)のスコアが有意に低下し、入眠しやすくなり、中途覚醒も減少。
これは睡眠の質が明らかに向上したことを示しています。
③ メカニズムは受容器刺激とコルチゾール抑制
筋膜には体性感覚受容器(ルフィ二小体など)が豊富にあり、FMがこれを刺激することで中枢興奮が鎮まり、交感神経が鎮静化すると推測されます。
さらに、コルチゾール(ストレスホルモン)が低下することで、入眠と睡眠の安定性が高まったと考えられています。
🧘♂️ じゃあ、どう活かせばいい?
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日常に取り入れやすい:身体の筋膜のケアをすることで、自律神経の緊張が和らぎ、睡眠の質が向上する可能性あり。
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整体・理学療法の新たな活用:薬以外の自然なアプローチとして、日々の生活習慣に取り入れることで、ストレスケアや不眠対策に役立つかも。
🔚 まとめ
Fascial Manipulationは、筋膜にアプローチすることで身体の中の“スイッチ”が切り替わるような作用が期待できる施術です。
「眠れない」「なんとなく緊張が抜けない」そんな方にとって、新しいケアの一助となる可能性を秘めています。
まずは筋膜をやわらかくほぐす習慣から始めてみませんか?
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