🟧 一言でいうと…
「MFRやオステオパシー治療によって、急性腰痛患者の背骨のゆがみ(脚長差・猫背)が、その場で改善する可能性がある!」
「もっと詳しく知りたい方は、以下の解説もご覧ください👇」
🧪 今回ご紹介する論文
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タイトル:Immediate Effects of Myofascial Release on the Thoracolumbar Fascia and Osteopathic Treatment for Acute Low Back Pain on Spine Shape Parameters: A Randomized, Placebo-Controlled Trial
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著者・年:Brandl, Egner, Schleip(2021)
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出典URL:PubMed pubmed.ncbi.nlm.nih.gov+11pubmed.ncbi.nlm.nih.gov+11mdpi.com+11ui.adsabs.harvard.edu+5pmc.ncbi.nlm.nih.gov+5osteoevidence.com+5
🔍 この論文のポイント
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✅ 脚長差(fLLD)が約5mm改善(MFR・OMT群ともに)
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✅ 胸郭の曲がり(kyphotic angle)が約8度改善
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✅ 対照(プラセボ)に比べ、有意に変化が見られた
💡 わかりやすく解説すると?
急性腰痛の人たちに対し、あおむけの状態でMFR(筋膜リリース)またはオステオパシー治療を行い、施術前後で背骨のゆがみを測定。どちらの手技でも、「左右の脚の長さの違い」や「上半身の猫背度合い」が治療直後にすぐ改善されました。痛みを減らすだけでなく、形(アライメント)を整える効果も“即効性”があるということです。
🧠 臨床経験・考察
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施術後に「身体がまっすぐ立っている感じがする」と患者さんに実感してもらいやすい
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脚長差や胸郭の角度などの数値は、効果のアピールポイントや継続的評価に使える
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MFRしかり、OMTしかり、“施術直後に変化が出る構造手技”は、信頼構築に効果的
🏃♂️ セルフケア・活かし方
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フォームローラーやテニスボールで胸腰筋膜にやさしく圧をかけるセルフケアを習慣化
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朝のルーティンに組み入れると、“脚長差”や“猫背の軽減”を実感しやすい
📝 まとめ
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MFRやOMTは、急性腰痛の見た目の歪みも即時改善できる可能性あり
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数値の裏付けがあることで、施術効果が具体的に説明可能
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痛み+構造の両面からアプローチすることで、患者さんの納得感が増す
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