筋膜アトラス完全攻略クイズ:第2章「皮下組織と浅筋膜」編

第2章では、皮膚のすぐ下にある**「浅筋膜(Superficial Fascia)」**とその周囲の脂肪層について学びます。ここを理解すると、むくみ、しびれ、そして「皮膚の動き」がなぜ全身の運動に影響するのかが見えてきます。


【第1問】皮下組織の3層構造

皮下組織は3つの主要な層が重なってできています。表層から順に、「浅脂肪層(SAT)」「〇〇」、**「深脂肪層(DAT)」**ですが、真ん中に位置する膜の名前は何でしょうか?

【第2問】皮膚を繋ぎ止める「錨(いかり)」

皮膚を深層の筋膜や骨に垂直に繋ぎ止め、皮下組織をハニカム状(蜂の巣状)の区画に分けている線維束のことを何と呼びますか?

【第3問】浅筋膜の中を通る「3つの住人」

浅筋膜は単なる膜ではなく、全身を巡るネットワークの通り道です。この膜の中、あるいは膜に沿って走行している主要な3つの組織は何でしょうか?

【第4問】SATとDATの厚みの違い

全身のほとんどの領域で、厚みが非常に均一に保たれているのは「浅脂肪層(SAT)」と「深脂肪層(DAT)」のどちらでしょうか?

【第5問】「皮膚のずれ」を感じるセンサー

浅筋膜には多くの感覚受容器が含まれています。その中でも、**「皮膚を横にずらすような伸張(ストレッチ)」**に対して特によく反応するセンサーの名前は何でしょうか?

【第6問】関節を守る「横のライン」

手首や足首などの関節の周囲において、皮膚を深層にしっかりと固定し、滑走を制限することで関節の安定に寄与する構造を**「付着の〇〇線」**と呼びますか?

【第7問】動くことによる「自動リリース」

皮膚や皮下組織へのストレスを弱めるために、浅筋膜や皮膚支帯が活用する「筋肉の働き」に関連した現象は何でしょうか?


【解答一覧】

  1. 浅筋膜
    • 解説: 浅筋膜はSATとDATを分ける境界であり、全身を包む弾性ストッキングのような役割を果たします。
  2. 皮膚支帯(または線維中隔)
    • 解説: これが発達している部位(踵や手のひらなど)では皮膚の固定力が強く、少ない部位(まぶたなど)では皮膚がよく動きます。
  3. 皮神経、表在静脈、リンパ管
    • 解説: 浅筋膜が癒着して固まると、これらの通り道が狭くなり、しびれやむくみの原因となります。
  4. 浅脂肪層(SAT)
    • 解説: SATは体幹全体で平均17.2mmと均一ですが、DATは場所によって厚みが大きく変動し、特に腹部などで厚くなります。
  5. ルフィニ小体
    • 解説: ルフィニ小体はゆっくりとした持続的な皮膚の動きを感知し、脳へ情報を送ります。
  6. 横走付着(または横走線)
    • 解説: 関節を横切るように存在するこのラインは、関節を曲げた時に皮膚が過剰にずれないように保護しています。
  7. 筋収縮に伴う皮膚の滑走
    • 解説: 筋肉が動く(収縮する)と、その上の皮下組織も一緒に滑るように設計されており、これが自然な組織の柔軟性維持に役立ちます。

出典:Carla Stecco 著『筋膜系の機能解剖アトラス』第2章

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